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2024年6月24日

文系院試の語学試験は得点の5割を占めるのは本当?実際に調べてみた

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院試の配点は非公開であることがほとんど

 

「〇〇大学院の配点はどれくらいだろう?」

「筆記試験と口述試験の配点のバランスは?」

 

そう考えてネットで調べてみても、なかなか配点の情報は出てきません。

募集要項にも配点に関する情報が一切なく、不安な思いをしている受験生も多いことでしょう。

 

結論から言うと、大学院入試における各試験の配点は、ほとんどが非公開です。

あくまで推測ですが、「点数だけに捉われず、総合的に見て合否の判定を出したい」という

意図があるように思われます。

いずれにせよ、学部入試とは全く異なる次元の試験と考えるべきでしょう。

 

配点を公開している大学院もある

 

ごくわずかですが、院試の配点を公開している大学院もあります。

人文系に絞って、以下にその例を挙げておきます。

 

・筑波大学大学院 人文社会科学研究群(語学の配点0%)

 

人文学学位プログラム

小論文150点 口述試験150点

 

国際公共政策学位プログラム

小論文100点 口述試験200点

 

国際日本研究学位プログラム

小論文100点 口述試験200点

 

・大阪大学大学院 人文学研究科(語学の配点40~50%)

 

(一部の専門科目のみ記載)

 

芸術学専攻 音楽学

①音楽学の基本的な知識を問う試験(配点およそ 20%)

②音楽学と関連する英文テクストの読解と検討を旨とする試験(配点およそ 40%)

③音楽学に関連して、基本的な知識と論述能力を問う試験(配点およそ 40%)

 

芸術学専攻 演劇学

①演劇学の基本的な知識を問う試験(配点およそ 20%)

②演劇学に関連して、英文テクストの読解と検討、あるいは日本古文書読解を内容とする

試験(配点およそ 50%)

③演劇学に関連して、基本的な知識と論述能力を問う試験(配点およそ 30%)

 

*いずれも口述試験の配点は非公開

 

・京都大学大学院 人間・環境学研究科(語学の配点25%)

 

第1外国語80点 第2外国語20点 専門科目300点

*口述試験の配点は非公開

 

語学と専門科目を合わせれば75%が語学になることも

 

上の例でわかるように、配点は大学によってバラバラです。

「この大学院は語学が強いから、語学の配点も高いかも」という推測はあまりアテになりません。

まずは、シンプルに「語学:専門科目=1:1」と思っておきましょう。

 

ただし、言語学や文学をはじめ、外国語文献を用いて研究する分野は、専門科目でも語学力が試される可能性があります。

 

京都大学の例では、語学試験は全体の25%に過ぎませんが、専門科目の半分が外国語の読解と考えれば、語学の配点は全体の62.5%を占めることになります。

 

大阪大学の例では、専門科目内で英文等の読解が40~50%ほどを占めています。

たとえ「語学:専門科目=1:1」であっても、専門科目と合わせれば、語学の配点は75%にまでなります。

 

つまり、配点が「語学:専門科目=1:1」、専門科目の半分が語学とすれば、全体の75%を語学が占めると考えるべきです。

 

配点の割合は、専門分野によってかなり変動します。

 

日本文学や日本史など、明らかに外国語文献を使わない分野であれば、基本は「語学:専門科目=1:1」と考えておきましょう。

 

逆に外国語文献を使用する分野であれば、語学の割合が75%まで上がる可能性があります。

 

まずは自分の専門分野と照らし合わせて、語学にどれだけ勉強時間を割けばよいのか、早めに計画を立てましょう。

 

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