文系院試は語学が配点の75%を占める?実例データから徹底検証
「〇〇大学院の配点って、どれくらいなんだろう」
「語学と専門科目、どちらに力を入れるべき?」
こうした疑問を持ってネット検索したことがある人は多いでしょう。
しかし実際に調べてみると、募集要項には点数配分がほとんど書かれていません。
結論から言えば、大学院入試の配点は原則として非公開です。
大学側は「点数だけでなく研究計画・志向・面接内容などを含めて総合的に評価する」というスタンスを取っています。
つまり、配点だけを気にして勉強配分を決めるのは、正直かなり危険です。
配点を公開している大学院の実例
それでも、少数ながら配点を公開している大学院は存在します。
人文系を中心に、過去のデータから引用します。
筑波大学大学院 人文社会科学研究群
人文学学位プログラム
- 小論文:150点
- 口述試験:150点
国際公共政策学位プログラム
- 小論文:100点
- 口述試験:200点
国際日本研究学位プログラム
- 小論文:100点
- 口述試験:200点
語学試験は独立科目として設けられておらず、実質的に語学配点は0%です。「研究構想と論述能力」を重視する典型例です。
京都大学大学院 人間・環境学研究科
外国語(A方式)
- 第1外国語:80点
- 第2外国語:20点
専門科目(筆記):300点
合計:400点
外国語の比率は筆記全体の25%ですが、専門科目の半分が外国語読解だとすれば、実質的な語学比率は62.5%となります。
大阪大学大学院 人文学研究科 芸術学専攻
音楽学コース
- 基礎知識試験:約20%
- 英文テクスト読解:約40%
- 論述試験:約40%
演劇学コース
- 基礎知識試験:約20%
- 英文または日本古文書読解:約50%
- 論述試験:約30%
ただし、専門科目の中に語学要素が組み込まれており、40〜50%が英文読解です。
仮に語学試験が50%、専門科目の半分が語学なら、合計で75%が語学評価という計算になります。
このように、専門科目に外国語文献の読解が含まれる分野では、語学配点は実質的に跳ね上がります。
分野によって語学配点の重みは極端に変わる
語学の重要度は、分野で大きく変わります。
語学比率が低めの分野
- 日本文学
- 日本史
- 日本思想史
基本は「語学:専門=1:1」程度と考えて良いです。
語学比率が高くなる分野
- 西洋史
- 言語学
- 比較文学
- 哲学(特に大陸哲学)
専門が語学前提のため、語学の比率は75%超えになることもあります。
語学対策は「配点」より「研究で使う頻度」で決めるべき
配点を見て勉強配分を決めるのは合理的に見えますが、院試に関してはそれだけでは足りません。
大学院に進学すれば、論文・専門書の多くが外国語です。
配点だけを見て語学を軽視すると、たとえ合格したとしても後の研究生活で大変なことになります。
まずは「語学:専門=1:1」で勉強計画を立てる
以上のデータから分かるのは、文系大学院入試では語学の重要性が想像以上に大きいという点です。
表面的な配点だけを見ると、外国語の比率は25%程度に見える場合もありますが、実際には専門試験の中に外国語文献の読解が含まれることが多く、実質的な評価比率はそれ以上になるケースが少なくありません。
また、大学院進学後は、論文や専門書など外国語文献に触れる機会が大幅に増えます。
そのため、語学力は単なる入試科目ではなく、研究活動の基礎的なスキルと考えるのが自然です。
こうした点を踏まえると、文系院試の学習配分は、まずは
語学:専門=1:1
を目安に計画するのが現実的でしょう。
西洋史・哲学・比較文学・言語学など、外国語文献への依存度が高い分野では、語学の比重を60〜70%程度まで高める必要がある場合もあります。
配点情報はあくまで参考材料にすぎません。
最終的には、「自分の研究分野でどれだけ外国語を使うか」を基準に、勉強配分を調整することが重要です。
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