2022年11月17日
東大大学院は入学後に力をつける
確かに、東大大学院の入試では、数学がありませんし、学部入試と違って理科も古文漢文も課されません。
ですが、ゼミと論文指導の二刀流指導によって、入学後に院生の力を付けていく仕組みになっています。
東大大学院は、「絶えることなく不断の努力によって発展させなければならない学問への専門的新規的な貢献」と、「修了生に東大修士号という箔をつけて送り出す」という2本柱をメインに据えて運営しています。
私自身は、大学院で、芸術研究や欧州研究とは別枠で、歴史社会学という学問分野にハマり、大いに知的刺激を受けたほか、学際的研究への架け橋になりました。また、「欧州研究プログラム」を履修したことで、人文科学と社会科学の双方の視点からヨーロッパを多角的に分析できるようになり、その手法は様々な分野の職に就いてからも役に立っています。