2023年4月18日
院進を考えているなら全力投球で挑もう
アメリカで大学院といえば、ロースクール、ビジネススクール、そしてメディカルスクールが一般的で、直ちに職や収入につながることの無い「リベラルアーツ」の大学院は、目指す人も少なければ、期待値も大きくありません。
ですが、日本では、大卒後すぐに就職しないという場合、多くの人が、法科大学院や経営大学院以外の、純粋に人文社会科学を研究する大学院で修士号取得を目指すことと思います。もちろん海外大学院への留学を志す人も増えてきましたが、その一方で、国内の人文社会科学の大学院も、早慶以上のレベルにおいては相当の激戦になりますので油断は禁物といえます。
「望むような就活を行えなかったから、とりあえず院を受験して、もし落ちたらバイトしながら一浪して院試に再挑戦して、それでもダメだったら就職路線に切り替えよう」という煮え切らない方針で一番損をするのは、他ならぬ当人自身なのです。
「院試浪人」という社会的に不透明化されている人々は、いわゆるフリーター等の人と同じく、大学が公表する卒業後の進路では「その他」に分類されるのですが、誰もがここに入ってしまう可能性があります。
大卒後の数年が大切だからこそ、「就職なら就職、進学なら進学で完全燃焼する」というように白黒ハッキリつけた、全力投球の進路を邁進しましょう。