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2022年11月29日

アカデミズムの意義は数値では測れない人間的な深さにある

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大学院進学を就職だけで考えていませんか。「文系で大学院進学したら、いい企業に就職できないだろう」と感じて悩んでいる人は少なくありません。この記事を読んでいる皆さんも、一度はそのように考えたことがあるでしょう。

何を隠そう、西洋的学問はすでに古代ギリシャにおいて花開き、なにもプラトンのような哲学だけでなく天文学や医学といった自然科学も相当のレベルだったことが判明しています。その一方で、まだ神学と哲学が主流だった中世の大学においてさえ、「学問に邁進し神学や哲学の学位を出た人の今後」については大いに議論の対象だったのです。

すなわち、どのような形であれ学問漬けになった人が、将来、社会において何をすればよいのかという、きわめて現代的なテーマが、大学が誕生した時分からあったのです。これに関して、「中世の大学で学問を修めた人が教会や修道院に就職する」といったことはもちろんありましたが、サンヴィクトルのフーゴーが、「大学で学問を修めたならば、市井に戻り、靴職人として、あるいは木工職人として、元の暮らしに戻れ」と言っているのは非常に興味深いです。

その一方で、そのような伝統的かつ西洋的な次元とは別のパラダイムにおいて、大学院修士課程に進学するメリットは、以上に述べたように、多くの研究者や女性を含む大学院生によって論じられ、解明されてきているのです。

たとえばドイツやフランスの大学は基本的に学費が無料で、学問と社会の融和や協調体制においても、アカデミズムは伝統的かつ理想的に尊敬を集める地位を保っています。日本のような「大学(院)は曲がり角である」「大学院を出た人の進路は」「大学は象牙の塔ではないか」という議論が必要ないレベルです。そのため、必然的に大学院の評価も高いのです。

西洋の伝統的な学問や大学とは別に、現代日本の社会の特徴を鑑みて、大学院進学の実際的な意義やメリットがあるのです。

大学院修了後、しばらく経ってから地位はついてきます。それに加えて、早慶の大学院や国立大大学院などハイレベルな院に進学すれば、修士修了後に理想の就職を果たすことは十分に可能です。

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